語学勉強のモチベーションをキープし続ける方法はあるのか?
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語学勉強を制する人ってどういう人?
って考えた時、確実に言えることがあります。
それは、生涯を通してその語学を学び続けられる人。
これ以外ないと思います。
だって語学に本当の意味でのゴールはないから。
ある一つの言語を完璧に学びつくした人なんてこの世に存在しません。語学は現在進行形で常に進化するからです。
だから本当に語学勉強を制する人は学ぶことそのものを楽しんでいるのです。
もし苦痛だと感じていたとしたら、いつか必ず挫折する日が来ます。
期限を区切ったり、ある一定のゴールを定めてれば頑張れる人はいても、苦痛だと感じることをエンドレスで生涯続けていくことなんてできないからです。
いや、いるかもしれないけど、そりゃ私から言わせればドMか!って思うわ。
なので仕事でどうしても勉強しなくちゃいけないって人は頑張るしかないけど、そうじゃなくて何となく教養のためにと勉強しながらも、「頑張って続けなくちゃ」って自分に言い聞かせながら勉強している人がいるとしたら、
やめたほーがいいよ。
勉強頑張ろう
→ 嫌になってしばらく止める
→ その間にせっかく覚えたものを大量に忘れる
→ また思い出したように勉強始める
→ また嫌になる
→ やっぱり覚えたことを忘れる
こういうこと繰り返してる人、多いんじゃないでしょうか?
もうさ、ちょっとでも苦痛と感じているならいっそのこと止めましょう!
語学って使わないと急速に衰えるから、続けられないんだったら相当な時間を無駄ににします。
語学勉強なんてやめて、フィナンシャル・プランナーの資格取ったり、プログラミング言語とか覚えたほうがぜったい何倍も役に立ちますって!
それで海外旅行する前とかに一夜漬けでフレーズ覚えれば良いんですって!
「でも、やっぱ、英語ぐらいある程度しゃべれるようになりたいしー」
っていう面倒くさ・・・いやいや、性懲りもな・・・いやいや、向上心の強いあなた!
なら、全力で苦痛を感じない勉強法を模索しましょう!
◆語学勉強のモチベーション維持は「好き」「楽しい」しかありえない!
先ほども書いたように語学というのは使わなくなると、とたんにしゃべれなくなります。
きれいさっぱり忘れます。語学勉強に30年費やしても5年使わなかったらあっという間に白紙ですよ。
だからエンドレスで学び続け、使い続けなければいけないんです。
それを可能にするのは語学が「好き」「楽しい」という感情だけです。
①語学勉強仲間を作る
ナチュラルに「語学の勉強が楽しくて好きです」と言えるなら良いけど、そうじゃない人も多いでしょう。
仕事から帰ってきた後に「勉強しなくちゃ」と思いながらも、やらない言い訳を考えてませんか?
そういう人が語学の勉強を好きになるためには、自分の好きな誰かと一緒に勉強するのが一番いいです。
自分一人でスーパーに買い物に行っても楽しくも何ともないけど、友達とワイワイ話しながらだったら単なるスーパーでの買い物だって楽しくありませんか?
常々思いますけど、どこへ行くか、なにをするかも大事っちゃ大事ですが、それを誰と一緒にするかも人生や生活を楽しむヒジョーに大きな要素だと思うんです。
好きな人と一緒だったら何をするのも楽しい!
よく言われているのは、その言語のネイティブの恋人を作るっていう方法だけど、リスクがないわけではないので、まあこれは自己責任で。
仲のいい友達と英検の勉強を一緒にするとか、親子で一緒に中国語習う、とかどうですか?
すっごく楽しそうですよね?
受験勉強のマンガ「ドラゴン桜」に、
互いに高め合い、ともに頑張る仲間がいて勝てるものなのだ
というセリフがあります。
普段はシビアで辛口な先生が、意外なことに受験においては一緒に頑張る仲間がいる者が勝てるって言ってるんです。
「仲間と力を合わせて♪」っていう少年ジャンプ的な甘っちょろいセリフなんですが、これ、わたしも本当にそうだと思います。
「受験の時は普段は仲のいいクラスメートだって蹴落とすべき敵だ!」って思ってる人・・・はっきり言って、ちっさい。
いえ、ちっさいというより、確実に損してます。メリットかデメリットかを聞かれたら仲間と共に学ぶ方が効率がいいからです。
だから、語学でも何でも、何かを成し遂げたいと思ったら、周りのみんなの力を借りるべきです。
他力本願で楽をしろというのではなく、仲間を見つけてみんなで苦労してみんなで楽しんでほしいです。
だってそのほうが近道なんですから。ぜひ!
②好きなことや楽しいことに語学をミックスさせる
仕事で疲れてても、好きだから●●したいっていうものが一つや二つはあるんではないでしょうか?
その好きに目的の語学を絡ませることはできませんか?
わたしは毎晩のようにYoutubeで犬や猫の動画を見ます。動物好きの私にとっては動物の動画が癒しだからです。
で、私は英語の動物動画を見るんです。
お気に入りの一つは、米国の30代ぐらいのご夫婦がハスキー犬3匹との暮らしを撮ったビデオです。
子供がまだいない夫婦で、3匹のハスキーを子供のように可愛がっていて、「あっ、ダディーが帰ってきたよ!」って犬たちに話しかけてる様子とか、手作りのお菓子を作ってあげてるところなんて、ホントにほのぼのしちゃいます。
動物好きなのと、彼らの素朴で豊かな暮らしの様子を見るのが好きで、疲れた時ほど見たくなります。
だって好きだから!
英語に触れる生活をしなくちゃ! と思って苦痛を感じながらもBBCニュースとか聞いてる人。わたしはニュース聞くのが好きな人間ですが、もしあなたがそうでないなら、
それ、永遠には続きませんよ。
たとえそれが勉強に良いって明らかでもね。
だってあなたはそれを好きじゃないから。
◆目的の言語に触れる環境を整え、生活の一部として習慣化する
「好き」「楽しい」という感情しかモチベーションを半永久的に維持することはできないと書きました。(あとは仕事とかで否が応でもしなくちゃならない状況に置かれているか)
それは正しいのですが、もう一つ語学勉強をし続けられる方法があります。
それは目的とする言語に触れる環境づくりが整えられ、生活の一部として習慣化されている場合です。
①語学を生活の一部として習慣化する
習慣とは何か。辞書では、
「日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと」
と書いてあります。
することが当たり前になってしまえば好きも嫌いもありません。
毎日するんです。だってするのが当たり前だから。
例えば私はテレビを見ないので、ニュースはもっぱらネットで読みます。
その時読むのは「Yahoo!Japan」等ではなく、「Japan today」とか「Japan times」の英語ニュースです。
それはもう意識してそうしているわけではなくて、習慣となっています。
「えー、英語のニュースを読むなんて想像しただけで疲れるー! ぜったい無理!」
という人。では、こういうのはどうでしょう?
例えばUSJに行きたいなーって思った時、本屋でUSJの雑誌を買うのではなく、外国人の方がUSJに行った時のビデオをYoutubeで探して参考にしてみる。
英語が全部聞き取れなくても映像の助けでなんとなく言ってることは分かるし、何より彼らの楽しそうな表情を見て、自分もワクワクしてくるじゃないですか。
日本在住の外国人Youtuberって多いので、けっこう日本各地の観光地を英語で紹介しているビデオ、どこのでも見つかります。
しかもYoutube動画って字幕を付けてる人も多いのでおススメです。
旅行に行くときは英語動画を参考にする!、という具合にある行動を語学を触れる方法にシフトしてみてはどうでしょう。
先ほどハスキー犬3匹飼っている米国人夫婦の動画がお気に入りと言いましたが、他にも私が見る動画はほとんど英語のものばかりです。
これ、自然にそうなったのではなく、最初は意識的に英語動画を見るようにしていたんです。
それがいつの間にか習慣化して英語で話されている動画を見るのが当たり前になっていました。
習慣とは、心理学用語では、
「反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと」
と書かれていますが、
この「少ない心的努力」というところがミソだと思います。
自分にとってハードルが高すぎると嫌気がさして習慣化されません。
まあ、これならそんなに嫌ではないかな?
と思えることを一定期間続けてみてください。そしたら習慣化される可能性が高いです。
自然と生活の一部に組み込まれ、習慣となったらもうこっちのものです!
②目的とする言語に触れる環境づくり
普通に暮らしているだけで目的の言語に触れる環境、というのが理想です。
でも日本に暮らしていたら、自然にはそんな環境は発生しません。
発生しなければ自分の手でそういう環境を整えましょう!
まあ、ベッタベタな方法としては、トイレやお風呂など、必ず一日一回は時間を費やす場所に勉強メモを貼っておく。
ベッタベタな方法だけど効果あるんですって!
単語帳を一日5分でもいいから目を通さなくちゃ、と思ってもその5分がなかなかできない人って多いじゃない?
でもこの方法なら、
毎日1回うんこするんだから5分なんて余裕じゃろ!
(ひどい便秘で1週間に1回しか出ない人、すんません忘れてくだされ)
ベッタベタな方法その2。
これはちょっと”お手軽に”というわけにはいきませんが、もう住むところを日本人と外国人が共に暮らすシェアハウスにしちゃうとか?
なかには毎週無料の英語レッスンや365日24時間毎日受けられるWEB英会話レッスン付きのハウスもあるみたいよー。
ベッタベタな方法その3。
スマホやパソコンを目的の言語で設定する。
毎日見るので、努力しなくても自然と単語を覚えます。
ベッタベタな方法その4。
ニュースを英語音声にする。
本当は新聞なども英字新聞にしたほうが良いですど、「読む」という行為は「能動的行為」なので自分の努力がいります。(やれる人はもちろんやってください)
でも「聞く」は「受動的行為」なので労力が少なく続けやすいです。
おススメなのはNHKの2か国語ニュースです。
日本に住む外国人向けに、日本語で話しているアナウンサーの方の声に同時通訳の方たちが英語を被せてきます。
英語だけだと意味が分からなくなることもありますが、日本語がバックに聞こえているので、
もうやだ、全然わかんない!
ってことにはなりません。迷子にならずに済みます。
同時通訳なのでかなり意訳だったり通訳が省かれたりとしますが、とにかく訳すことに集中するせいかBCCやCNNよりも簡単な英語を使うので、そこまで英語に自信がないという人におススメです。
それに「へえ、この日本語文章をそう訳してきたか!」ってすっごく参考になります。
気分が乗り気じゃない時は日本語のほうを聞いていればいいので、NHKニュースの設定は必ず2か国語放送にしておいてください。
残念ながら2か国語放送は英語のみ。その他の言語については英語に比べるとこういう面で不利ですね。
でもYoutubeがあるんだし、そう悲観することはないです。
日本にいながら目的の言語で環境を整えることは、なかなかに難しいです。
でも、この環境づくり、真剣に時間をかけて考えてみる価値はあると思います。
◆語学勉強に自分の人生の一部を捧げる価値があるのか。見極めも大事
①言語を学ぶことが楽しくて好き
②目的とする言語に触れる環境づくりが整い、生活の一部として習慣化されている
上記2つのどちらも当てはならないのでしたら、最初に言ったようにすっぱり語学勉強は忘れるのも一つの手です。
「わたしは何度挫折しようと、その時に一生懸命頑張った自分を誇りに思う!」
とポジティブにとらえられる人ならいいんです。
その経験に満足していたり、また次にその経験を活かせるのなら、挫折だって失敗だって、ムダではないんですから。でも、
「またしても挫折した。ムダな努力だった」「やっぱり私はダメなんだ」
とマイナス感情を生んで失敗グゼがついてしまったり、その費やした時間を後悔するなら、もう止めましょう。
自分の心から好きだと思えることに時間を費やしたほうが、よっぽど有意義な時間を過ごせます。
残念ながら時間は有限です。
そして時間を費やすということは、あなたの人生を費やすということです。
あなたのたった一回しかない人生をです。
その貴重な人生の一部を捧げる価値が本当にあるのかどうか、一度立ち止まって考えてみましょう。
語学勉強を続けるのか、止めるのか。
どちらを選んだとしても、有意義な時間を過ごしましょう、皆さん!
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